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裏道・細道・回り道 だけど好きに生きてみる。

覆面調査のことをメインにポチポチと語ります。 儲かる?面倒?依頼がない?そんなギモンにもお答えします。

女性向けのお酒という発想はもうやめてほしい

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お酒好き。特に日本酒好きの私にとって、

デパ地下でときどきやっている、日本酒の試飲販売はもう夢のようなブースである。

 

基本、デパートの人や販売員がやっているのではなく、

メーカーさんが直々にやってきて、ハッピなど着て

過ぎ行くお客さまに試飲を勧めているタイプのが私のねらい目。

作り手に近い人との会話は楽しいからだ。

 

これまでいろいろあり、実は日本にある日本酒メーカーのうち

たぶん4分の3くらいは口にしたことがあるであろうと思う。

たぶんであって、もしかすると5分の3かもしれないし、その辺はまあ適当。

 

と前置きが長くなったが、

どこのデパ地下の試飲でも、どこかのイベントでの試飲でも、

「お勧めってどれですかね」

とたずねると、たいてい・・まあほぼ9割近くが、

「お客さまが飲まれるのでしたらこちらのフルーティーなものがお勧めですよ」

「女性向けの甘口で飲みやすいタイプです」

「アルコール度数が低くて、女性におすすめです」

などとと言われる。

 

すみません・・・

私、フルーティーなとか、甘口がいいとか、飲みやすいのほしいとか、

一言もお願いしてないんです。

 

そもそも、酒蔵さんもこぞって、

「女性にも飲みやすい」

「女性向けのフルーティーな」

なんて言葉を並べた商品を作ってきた。

 

日本酒=男性

というイメージがあるのだろう。

女性にも購買層を広げるために安易(一生懸命)に考えたに違いない。

 

これ以外にもよくある、「女子向け」商品。

選択するのは、たしかに「女子」だが、

作っているのは、浅い考えの「男性」なのだろうな。とありありと見えてくる。

 

女子は甘いものがすき。

女子は香りのするものがすき。

女子は・・女子は・・

 

男性に多様性はあまりないように思うが(個人的意見だが)

女性は多様性という意味では、とにかく男性とは比べ物にならない。

もちろん、フルーティーで飲みやすい甘いお酒が好きな人もいるだろうし、

ガッツリと超辛口のアルコール度数が高いお酒が好きな人もいるだろう。

 

そういう多様性にうまーくのれないのが、古い体質の「日本酒業界」なのかも知れないと思う。

 

かなり変わってきたとはいえ、ここ10年、20年で日本酒を作っていた会社は

ばたばたと経営がうまくいかず廃業したり、路線変更をしてきたように感じる。

路線変更をしてうまくいった会社もあれば、うまくいかず結局廃業となった会社もあろう。

 

古い体質が必ずしも悪いとは思わない。

日本酒は古い伝統や格式に乗っ取って作られてきたものであり、そのことは非常に大切だと思う。

でも、古いものを大切にしつつも、もっと多様化ということに柔軟に乗らなければ、やはり売り上げという意味では右肩下がりとなっていく。

 

正直、私が好きなのは、大吟醸でもフルーティーでも甘口でもなく、

若干辛口だが、香り味ともにすっきりと飲みやすい本醸造酒である。

料理との相性も、絶対にだめなものはなくオールマイティーに飲める。

かつ、蔵元さんそれぞれに個性もあって、香りのある吟醸に近いタイプや

のど越しの気持ちよいすーっと飲めるタイプだったりと、さまざま。

 

さらに一番ありがたいのは、お値段の手ごろさ。

 

私の好みは私のものである。

 

デパ地下で一生懸命お酒を売ってくださる酒蔵の方も、販売員の方も、

お勧めどれですかとたずねられたらまず、

「どういったものがお好みですか」

と一言たずねてほしい。