裏道・細道・回り道 だけど好きに生きてみる。

覆面調査のことをメインにポチポチと語ります。 儲かる?面倒?依頼がない?そんなギモンにもお答えします。

パワハラに負けた(勝った)話

大学卒業後、一般企業で働いていたが、

入社10数年で退社した。

 

理由はいろあったが、やっぱり一番大きかったのはパワハラ

次の理由が家庭のごたごた。

家庭のごたごたのほうがきっとみんな聞きたいだろうから

簡単に書けば、元夫の浮気・浪費・放浪。

すでに私の人生にかかわりのない人になった(つまり離婚)ので

まあこのへんはお互いの言い分もあるかもしれないから、割愛。

 

そしてパワハラについて。

 

最近も長時間労働パワハラによって、

精神的にも肉体的にも追い詰められて人生の幕を閉じてしまった

若くて有能な女性がマスコミでもかなり取り上げられた。

 

パワハラ長時間労働の中にいると、

思考の方向が正しいほうに向かないことや、

思考自体が停止してしまうことは、

体験してみないとわからないことだ。

 

実際私も、たいしたことはないかもしれないが、

1年の中でものすごく忙しい時期というのがあり、

その波のピークのときには、日々4時間の残業をし、

土日のどちらかあるいは両方出勤するという働き方をしていた。

でも、1年の中の何度かの山場なのであって、

ずっとその状態ではないので、

肉体的には結構きつくても、精神的にきついというほどでは

なかったようにも思う。

きちんと残業手当や休日手当てはいただけていたし。

 

問題はパワハラのほうだった。

業界的に非常に古い体質があたりまえという感じで、

女性は補助的仕事で、男性の力が強い会社だった。

私が入社した時点で、かなりのベテランの女性でも

平社員ばかり。

役職がついた人はいなかった。

 

私が久々に4年大を卒業した新入社員だったことと、

一部上場優良企業から来た社長が、きちんとした人だったために

女性の役職(といっても主任という程度だが)を認め、

パートさんを社員に格上げするといったいろんなことをやってくれて

若干待遇はよくなっていった。

 

しかし、古い体質があたりまえの男性社員

特に営業職社員にとっては、女性の役割がそれほどありがたいわけでもなく

相変わらず補助的立場であたりまえという感じだった。

 

そういう中で4大卒で、社長にもかわいがられ、

これまでは女性は現場の作業をするパートさんか、

経理の人たちしかいなかったのに、

なぜか営業事務にまわされ、営業の仕事や、

新しい商品の企画をしたり、

さまざまなイベントや展示会など外に出る仕事もするすると

こなしていく私は、まさに「必要のない目障りな存在」であったに違いない。

 

私が大きな契約をとってきても、

これまでとは違う商品を作り上げても

見て見ぬふり。

ほめられることも、認められることもほとんどなかった。

 

別にほめてもらおうと思ってはいないが、

営業会議では小さなことで男性社員たちは、一喜一憂し

おおげさにほめあっていたくせに。だ。

 

そして事件というかちょっとしたトラブルがおきたとき、

そのトラブルは私が原因ではなかったが、

若干仕事にかかわっていたこともあり、

ある日突然、仕事を全部奪われた。

まさに窓際族ってやつだ。

 

営業にかかわる仕事はすべて私にはまわらなくなり、

口も利かない、目もあわせない。

おまえら、コドモのいじめかよ。

というくらいの徹底振りだった。

 

驚くのは、それ以外の人はそのことを知っていながら、

何もいわないし、何もかかわらないことだ。

孤立無援とはこのことだった。

 

逆にばからしくて、なにやってんだこいつら。

と思う反面、まだ若かったというか、その会社しか知らなかった私は

若干精神的にも痛手を受けていた。

 

会社では残っているほかの仕事を黙々とこなしつつ、

最初に書いた家庭のごたごたも並行していたので、

今おもえば、「うつ状態」だったと思う。

体重が8キロ減り、表情がなくなった。

そのことが自覚症状としてわかっていて、

あーもうだめだな。ここにいちゃ。

と思ったから、それ以上病むことがなかったのだと思うが、

 

パワハラが始まって数ヵ月後、社長にだけ

退職の意思を伝えた。

 

退職の際には、儀礼的かもしれないが、お別れ会をするとの

提案もあったがすべてお断りした。

 

さっさと逃げ出した私は、負けたんだな。

 

そのとき思ったがそれからこのブログの表題のごとく、

裏道(といっても犯罪は犯していない)

細道(ほかの人は歩かないなーと思うような)

回り道(意外と楽しい)

そして、好きに生きる。

という生き方をしてきた。

 

途中いろんなことがあった。

今は、負けたのではなくて自分であの状態から抜け出すことができた。

そして今があるのは勝ったんだなと思う。

 

余談だが、私がいたその会社はいろんな状況がありなくなった。

倒産ではないが、倒産一歩手前で解散となったのだ。

 

ざまあみろなんて思わない。

自分の社会人の第一歩だったし、楽しいこともいっぱいあって、

たくさんのことを知って、学んだ。

 

だけど、私がいなくなる前から、あの会社にいた人たちは

自分たちの手で自分たちで乗っている船(会社)を泥舟にしてしまったんだな。

と思う。

 

意識を変えれば、もっとどうにかなっただろうに。