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DeNA問題に見る クラウドソーシング会社の利点と問題点

昨日に続き、キュレーションメディアができあがる過程について。

 

昨日は、アウトソーシング会社でのキュレーションサイトにアップする

記事ライティングの話だったが、今日こんな記事があった。

japan.cnet.com

 

要するにこの記事では、アウトソーシングされている発注内容と

その単価の問題について書かれている。

 

クラウドソーシング会社側の問題>

 

この記事の中でちょっと気になるのは、

今回取り上げられているようなランサーズやクラウドワークスが

直接フリーランスのライターに発注しているかのようにも読めること。

 

実際には、これらのサイトは場所貸しをしているだけで、

発注者も、受注者もこの場所を利用している形である。

すべてではなく、クラウドワークス等が実際の発注者となっているものも

たくさんあるが、そうではないものも相当数である。

 

つまり、クラウドワークスという場所は契約トラブルなどがあった場合や

お互いに不利なことがあった場合に、ある程度介入してくれる安心感はあるが

個々の契約についてまですべて把握できているわけではない。

 

私が短期ではあるがかかわった、キュレーションサイトのライティングで

お世話になった方は、ライターを集めるためにクラウドソーシングを利用していた。

 

場所貸ししている立場としては、これらの発注・受注がサイト上で行われることで

手数料をとって稼いでいる。

つまり、契約がたくさん行われることで儲かる。という仕組みである。

 

クラウドソーシングを利用するライターの問題>

一方で、ライター側の話であるが、昨日の記事にも書いたように

1本いくら、何文字いくらといった仕事をする。

おおむねだが、1記事750円~くらいが多い。

1記事どれくらいの時間で書けるのかというと、

慣れれば30分、初めての場合だと1時間~2時間はかかるであろう。

 

ただし、記事自体を30分で書けたとしても、タイトルのやりとり、

発注者のチェック等があることを考えれば、

慣れても1本1時間程度は費やすこととなる。

修正が発生すれば、さらに時間がかかることになる。

 

かなり慣れても・・・である。

もちろん、スキル(というべきかわからないが)があがってくると

単価アップをしてくれる発注者も少なくはない。

 

自宅でライターをして稼ごうと思うとき、

慣れても、1時間で700円~800円ということだ。

できれば短い時間で本数を書き上げたいと思うのは当然ということになる。

 

中身を吟味し、情報源が正しいか確認し、著作権だのなんだのと

問題がないのか、きちんとしたものをこの報酬で書けるだろうか?

 

そう考えれば、キュレーションメディア、まとめサイトというのは

その程度のものだということが容易に理解できる。

 

誰でも書けばライターといえるような状況になってしまったんだろう?

なぜ、質の高い仕事ができる場所を提供しないのだろう?

今、こういったライターの仕事を請け負っている人たちはこれからどうするのだろう?

 

DeNA南場智子氏は、記者会見で

WELQについてはまったく認識しておらず、

 報道されてからこの件を知った。

 WELQ内でがんという言葉を検索してみて、

 いつからこういう医療情報を扱うようになったのかと愕然とした」

と発言している。

 

これがDeNAを作った人の言葉なのだろうか?

創業当時、とにかく利用者が安全に利用できるようにと

個々の利用者から、個人が特定できるものを郵送させてから

オークションサイト(※)利用を認めるという、

面倒ながらも手のかかることをきちんとやってきた人の言うことだろうか?

 

まさに開いた口がふさがらない。

 

(※DeNAのオークションサイトビッダーズはすでに終了したサービス)